アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
139
-
「リカちゃん…、あいつ、あの時の録音してる…」
「あの時?」
「科目準備室での、あの…」
言い淀む俺に「あぁ」と頷いたリカちゃんが鷹野を見てハッ、と鼻で笑う。
「お前マジ悪趣味な。人がヤッてるとこ聞き耳たてて楽しいのか?変わった趣味」
あっけらかんと言い放ったリカちゃんに、今まで黙っていた歩と桃ちゃんが同時にため息をついた。
「兄貴…堂々と学校でヤッてんなよ…」
「アンタ本当にそういうとこ自由よね」
「うっせぇな。こいつが煽るから悪いんだよ」
「ちょ、ちょっと!俺のせいにすんな!!お前が先にヤラシイ事してきたんだろ!!」
「それに乗って止まらなくなったのは誰だよ?
あんなに可愛くおねだりされたら応えないとってなるだろ」
「あんた達学校を何だと思ってるの?もう付き合ってらんないわ」
「桃さんと同感。マジありえねぇ…」
ガッッ…!!!!
鷹野の隣にあった机が蹴り倒される。
「人のこと無視して仲良く喋ってんじゃねぇよ!!」
「しゃあねぇだろ。お前以外みんな仲良しなんだから。」
「あらぁ。リカから仲良しなんて言われたの初めてだわ。
豊も連れて来たらよかった……残念ね」
「うるさい!!!」
怒鳴り声を上げた鷹野に、リカちゃんは呆れたように声をかけた。
「あのさぁ…お前が録音したっつーの、ウサギの喘ぎ声だろ?」
「そうだよ!リカちゃんリカちゃんって何回も呼んで…立派な証拠だろうが!」
ニヤッ。
心底楽しそうに、意地悪なリカちゃんが俺を見た。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
139 / 1234