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ガラガラと鈍い音を立て教室のドアが開く。
「はい、おはよう」
今日も彼は黒いスーツに身を包み、その妖艶な瞳を楽しそうに煌めかせる。
「へぇ。結構知ってる顔あんだな」
口端だけを上げ、自信有り気に言い放つ。
「今日からお前らの担任の獅子原だ。
……あの噂は知ってんだろ?」
1つ 怒った教頭に近づいてはいけない
1つ 古びた旧校舎に近づいてはいけない
「覚えとけ。俺を怒らせるなよ」
教卓から見回したリカちゃんの目が俺で止まる。
その瞳に潜む甘さが濃くなった…気がした。
「…お仕置き、されたくないだろ?」
「っ!」
晴れ渡る青空が続く春。
俺たちは2年生になった。
そう。
リカちゃん先生の内緒の授業はまだ始まったばかりだ。
絶対に リカちゃん先生に近づいてはいけない。
リカちゃん先生に捕まったら………
逃げる事などできないほどに、夢中になってしまう。
―――それが噂の真相。
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