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「………誕生日、俺が1番に知りたかった」
「あぁ」
「俺だって男だし何かプレゼントぐらいしたい」
「…そうだな」
「あんまり無理はしないでほしい」
「してねぇよ。」
「けど、俺の事も忘れないでほしい」
「あー…それは、」
「っつーか!お前人気ありすぎんだよ。誰にでも愛想振りまいてんじゃねぇ」
「いや、それが俺の仕事だから」
「だいたいなぁ!なんで俺ばっかりこんな好きなんだよ!
いっつもいっつもリカちゃんの事考えてて…俺ばっか追いかけてて悔しいんだよ!」
「それはどうだかなぁ」
リカちゃんの指が俺の顎を掴む。
俯いていた顔をグイッと上げられ、無理矢理に視線を合わせられる。
「行く予定のなかった飲み会が誰かさんのバイト先って知って、昼飯も食わずに仕事終わらせて行くなんて健気だと思わないか?」
「…そんなの知らな」
「誰かさんが全然気づかないから無駄に牽制しまくってんだけど」
リカちゃんの舌が俺の口端を舐める。
次いで下唇へと移動し、反対の口端で止まる。
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