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【カラ松視点】愛しさ8【エロあり】
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「んぅっ、やぁだ、やだ……これ、やぁっ」
「あ? これが良かったんだろ。もっと喜べよ」
「ひぃっ、ち、っがぁぁあっ!!」
俺の中で蠢くなにかは明らかに一松のそれではなかった。無機質な機械音と冷たくて固い、一松のそれとは形は似れども本質は違う。いわゆるバイブというものだった。
「やだやだって言ってるけど……何度も際限なくイってるくせに。ねぇ、カラ松兄さん?」
「も、止めてっ……っ」
ラブホテルというのは便利なもので、とくに今回選んだ部屋がちょっと豪華なのもあって、部屋には様々なプレイに対応したえっちなグッズが無造作に置かれていた。
部屋に入ったときは一松との行為に興奮して他に目がいかなかったが、一松はしっかりチェック済みだったということだ。
バイブを差し込まれたまま、俺の両手首には手錠がかけられ、さらにその手を頭の上で一松に押さえつけられていた。
足を閉じないように一松の足が間に入って、バイブが抜けないように一松は空いている片方の手でぐいぐい奥に入れ込んでいた。
バイブを入れられてからすでに数え切れないほど達していた。そろそろ本当にしんどくなってきた。
「いひぃまう……」
「うわ、何そのトロ顔……くそえろ」
「もうやぁ……いれて……いちまっ入れてっ」
「そんなに目で見ないでくれる? 悪いことしてる気になるでしょ」
「おねがぃ……」
一松は懇願する俺の顔をしばらく眺めて、にやりと不気味に微笑んだ。
「じゃあどうすればいいか分かるよね? 俺のしてほしいことくらい、兄なんだから。大事な大事な弟のしてほしいこと、お兄ちゃんならやってくれるに決まってるよねぇ?」
押さえつけていた手を離し、すっと身を引いた。手錠はまだかけられたまだだけど、さっきより随分と自由になった。
俺はイキ果てた気だるいカラダを少し起こして、穴からバイブを抜こうと手を伸ばす。
「何してんの」
一松の低い声が短く響く。
「ぬ、抜こうと思って」
「バイブ抜いていいとか一言も言ってないんだけど」
「でも、これ」
「だめ。つけたまま。振動は一番弱くしといてやるから、早くしてよカラ松兄さん」
一松は俺の尻に突き刺さるバイブの振動を弱に切り替えると、衣服を纏ったままベッドに寝そべった。
「い、一松……どうしたらいいんだ……?」
俺の問いかけに一松は寝たふりを通した。瞼を完全に閉じて、大の字に寝ている。名前を呼んでも、体を揺すっても全く起きようとしなければ、反応もなかった。
「いちまつ……」
穴の奥でブブブと音を立てるバイブは、じわじわと俺に快感を与えてくるだけで、少し物足りない。
そんなとき、パッと目に入ったのは一松の少し膨れた一松の股間。
チャックを下げ、中からそれを取り出して眺めていた。
──これ、これが欲しかった。
俺は喰らいつくようにそれを口に含んだ。少し臭くてすっぱいような無味のような……でも一松の味がする。決して美味しくはないけれど、そこに喜びが相まって舐めることを止められなかった。
下から上へ裏筋を辿って舐めあげて、割れ目に沿ってチロチロと舌を動かし、先をちゅっと吸い上げる。
いつも一松が俺にしてくれるように、その時のことを思い出しながら丁寧に丁寧に舌を這わせた。
一松の物に触れていると、奥が疼いた。
はやく入れたくてしかたがない。でもまだ入れない。
それは焦らしに焦らしてきた一松へのささやかな反抗でもあるが、一番は、我慢して我慢して我慢してやっと奥を貫いた時に得る大きな大きな快楽を知っていたからだ。
……でも早く入れたいものは入れたい。
俺はバイブに手をかけ、振動を最も強くした。
「ああぁっ!! ……んっ……、はぁっ」
思わず漏れ出た声に、一松も不意を突かれたように飛び起きた。
「なにして……っ自分で強くしたわけ?」
「んぅ……いひまつ……っ」
驚く一松のそれを、手錠で拘束された両手で包み込んで擦りあげると、透明な液が溢れ出てくる。それを吸い上げると、一松はびくんと体を反らせた。
「きもひぃか、いひまぅ?」
「ん……やばい」
眉を歪めて少し頬を赤らめながら、余裕なさげに、もういいから、と一松は体を起こした。
一松に手を引かれて、ベッドに沈み込むと、すかさずそれに一松がかぶさった。
「思ってたのとちょっと違ってたけど……、まあ、百点満点合格点」
「ほ、ほんとか!」
「うん。だから『御褒美』やらなきゃな」
一松はバイブをずるりと引き抜き、うるさく振動し続けるそれを放り投げると、即座に自分の膨れたそれをあてがった。
「お待たせ」
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