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day1 ②
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「っ、時間、」
無いのに。
今は朝早い時間だ。
もうすぐ溝のような川を泳ぎ終えた十四松が素振りをしに戻って来る頃。
そしたら、帰ってくるまでに用意を終えていなければならないのに。
「はぁ…っん、んー…ぐっ」
本を開く時間も惜しくて目を瞑って扱いた。
視界に広がるのは赤。
窓から降り注ぐ光を前にしているから黒くは無い。
この後予定通りなら会う十四松の事を考えていると、何故だか二人でパチンコに行っていたことを思い出した。
その相手は、カラ松。
カラ松投げ飛ばして乗り物にして頭から地面にめり込ませたり、カラ松が大勝したのをバラそうとする十四松を少し羨まし…くなんか思ってないけど。
あ?何で詳しく知ってるって?
親友が教えてくれたんだよ。
「ん…っぁ、はっ、ぅ、う…っ!」
それから風邪を引いた時の事も思い出した。
トド松の看病が酷そうで、それしか頭に無くて、つい普通に横のカラ松に話掛けたら、いつものイッタくて殺しそうになるトーンなんか皆無の…素のカラ松兄さんで応えてて。
後で気付いて悶絶して、つい無視したのは覚えてる。
ガン無視されるカラ松は要望を聞き出そうと俺に馬乗りになったっけ。
体重掛けないように飛び跳ねて、結局何も聞き出せなかったカラ松は水の為に雪山まで行って余計治ったばかりの風邪を拗らせた。
「っ、ともう、カ、ラ松、ぅ、ぁ…っくぅっ、あ、…ん”!!」
馬鹿な奴。
そんな事考えながらカリを引っ掻くと、先走りで濡れそぼった尿道口から白いものをタラタラと零した。
…あれ。そんな、はずじゃ、
「一松兄さん!!」
「っ!?」
下から大きな声が聞こえてきた。
声の主は、十四松。
「…マジか、用意…するからちょっと待て」
さっさと済ませる気だったのに長々としてしまったのか、それとも十四松が思ったより早く帰ってきたのか。
前者のような気がするけどカラ松で長くなったなんて死んでも嫌だ。
急いで片付けをしつつ、僕はバットを自分に絞めてキツいくらいに括り付けた。
それに気を取られて気付いていなかったのは正しく人生で一番最悪だと言えるだろう。
あれだけ処理をしたのに、、
可笑しい程に、僕のはまだ萎えていなかった。
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