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episode1-5 悪夢の始まり
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言った瞬間先程怒鳴っていた男が立ち上がった。
「調子乗ってんじゃねえぞ、ごら!下手に口聞いてんじゃねえよクソが‼︎」
あまりにも言葉遣いが悪く、迫力があるので思わず怯む。
前の女っぽい話し方をする男も手を離してくれなかった。
そこに突然横槍が入った。
「洋、亮太、そこらへんにしとけ」
先程から微動だしなかった黒髪の男が立ち上がり、女男の横に立った。
思わず見上げる。
バカみたいにデカイ男だった。
女男もデカイが、こいつは2m近くありそうだった。
そしてそいつは今まで見たこともないようなイケメンだった。
色黒で肌の白い女男と並ぶともはや白黒の域だ。
「陸…」
女男が手を離すと同時に陸と呼ばれた男に顎を右手で救われた。
近くに引っ張られ、20cm近く差のありそうな男と顔を合わせられる。
陸は俺の顔を覗き込み悪魔のような顔をして微笑んだ。
「あんた、美人だな」
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