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episode1-6 悪夢の始まり
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一瞬何を言われたか分からなくてえっ?と声を漏らして戸惑う。
店員が不良に絡まれたことを聞いたのか、奥から店長が出てくるが、俺の前に立つ2人の大男を見てギョッとしたように立ち止まってしまった。
いや、助けてくれ。
しかし、陸は女男とボックス席の残りの2人の男に声をかけた。
「もう行くぞ。おいてけ、そんな女」
2人はバッとボックス席から飛び出してきた。
陸は俺をすぐに解放すると、財布を出して、しっかり会計をすると、3人を引き連れて店を出て行った。
俺を含めてその場にいた者はそこでようやく息を吐いた。
「すげえな、お前。よく声かけたな」
「ありがとな」
店員だけでなく、客の1人にも礼を言われた。
頭を下げながらボックス席を見ると、俺を呼びに来た女の子が残された女子高生に声をかけていた。
2人とももはや半泣きだった。
とんでもないもの見ちゃったなと思いつつ、俺はその後のシフトをこなしていった。
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