アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
episode5-5 家
-
女男が扉を閉める。
「あ、なんで、なん、で、でてけよ…」
「あん?誰に口聞いてんだよ?なんで俺らが出てかなきゃなんねえんだよ?」
「床が抜ける」
咄嗟に口に出た一言に女男が吹き出した。
「確かに!」
「可愛いこと言ってんじゃねえぞ、夏樹ちゃん」
陸は俺の携帯を差し出した。
昨晩取られた鞄に入っていたものだ。
「今すぐバイト先に連絡して、バイト辞めろ。全部だ」
「はっ?む、無理だ!おまえらとは違うんだよ、やっていけなくなる!」
「大丈夫だよ〜夏樹ちゃんはさっき新しい稼ぎ方覚えたでしょー?」
一瞬間を置いて俺は青ざめた。
「安心しろよ、俺らがそれなりの金出してお前のこと買ってやるよ。今のバイトより稼ぎ良くなるんじゃねえのか、ビンボー人」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
28 / 377