アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
episode5-7 家
-
「新しいバイトなんか入れるんじゃねーぞ。俺らが見つけた時点で、里菜ちゃんと優馬くんは裸になるからな」
「わ、分かったから…」
もうやめてくれ、と小さく呟いた。
「まあ、流石に今日は抱く気はしねえからまた、な。携帯に連絡先入れといたからちゃんと呼び出したら来いよ」
「わかった…」
「そしたらとりあえず昨日の分な。明後日までに制服買えよ?」
枕元に万札が乱雑に数枚置かれる。
「…どうやって家に入ったんだよ?」
「あん?お前の鍵で入ってお友達ですよ、って言ったんだよ。おにーちゃんが帰ってこられないから言付かりました、って言って、恭介が朝飯作ってずっと遊んでる」
そうだ、鍵こいつらに取られたんだった…
「まあ、今日はゆっくり休みなよ〜」
女男と陸はそのまま部屋を出て行った。
ピザが来たのか、里菜と優馬のはしゃぐ声が聞こえる。
枕元のお金を見てこみ上げる嗚咽を必死に飲み込みながら意識を手放した。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
30 / 377