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大丈夫だから…
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一方智哉は、途中から涙を流しながら、はなしがとぎれながらも、
最後まで頑張って言い続けた。
智哉は悪夢の全貌を言い終えるとまた俺に、謝ってきた。
ごめんなさい…ごめんなさい、って…。
謝らなくていいのに、でもやっぱ、
申し訳ないって思ってるんだなって。
俺はそんなことしないってわかっているのに、あんな夢を見て、
挙句も果てには、取り乱してしまったことに…。
「ヒック…っ…っく…うぅ……ふ…ぅ……」
「怖かったな、辛かったな。けど、大丈夫だから、
それは夢であって現実ではそんなことぜったいおきないからさ、
それに俺は、
この先何があろうとお前を絶対裏切ったりなんかしないから、
絶対に…だから安心して、なっ。」
「…くっ…は…いぃっ……ふぅ…ぇ……」
「大丈夫、大丈夫だから…。」
そう、おちつかせるよう、優しく、
智哉のあたまをなでながら一方の手で、
背中を優しくあかあさんがやるように、ぽん、ぽん、、とやった。
しばらくして、智哉は泣き疲れていつの間にか眠ってしまっていた。
俺は、智哉をベッドにもどし、俺も一緒にベッドに入った。
ベッドに入って智哉をギュッ、とそっと優しく抱きついた。
智哉が安心するように、
そしていい夢が見れるように…。
そう思いながら智哉のおでこに触れるだけの軽いキスをした。
いまので少し智哉がみじろいをしたが起きることわなかった。
むしろ、スヤスヤ眠っている。
俺は、天に向かって言った。
-どうか今度は、智哉にいい夢をみせてください-
ってね。
そう願い、俺も眠りについた。
ℱin.
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