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結婚までの日々 1
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レノン王子からの盛大な告白? を受けた俺は、もうどうやっても逃げることは出来ないと思い知らされた。
レノン王子との初顔合わせが終わった後、ルファーンから別室で結婚までの流れの説明を受けた。結婚式は一ヶ月後にとり行われるらしい。
そして今は、俺のために用意された部屋でやっと休むことができていた。とても豪華な部屋で、キッチン、バスルームなんかは勿論、これから何にでも使えるようにか、空の部屋が三つも用意されていたのだから驚きだ。
部屋のふかふかしたソファーに座ると、一気に力が抜け、長いため息が零れでた。
やっぱり俺、男と結婚しなくちゃいけないのか...
ん? てことは、俺はレノン王子と毎日一緒に暮らすというわけで、普通の夫婦みたいにキスとかもするってこと、だよな...? てか、キスだけじゃなくて、もしかして夜は......
「だあああああああああ!」
「どうされましたか? ルナ王子」
俺の叫び声を聞いて、シーナがキッチンから飛んできた。
「いや、何でもないよ。ちょっと、こう、嫌なことに気づいてしまっただけで...」
「そうでございますか...あの、ルナ王子。ここはユストリアからとても遠いわけではないですが、異国の地であることに変わりはありません。差し出がましい事とは思いますが、何か悩み事がある時は、ぜひ私を頼ってください!」
「ありがとう、シーナ」
シーナは優しくほほえむと、キッチンへと戻っていった。
やはり、信頼の置けるメイドを連れてきてよかった。
ありがとう、シーナ。少しは楽になったよ。
...何も解決はしてないけど。
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