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結婚までの日々 7
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俺は部屋に戻った。
することもないので、部屋の中を見て回ることにした。
どれもこれも美しい装飾の施された家具ばかりで、部屋の広さも十分すぎるほどであった。
…さすが大国だな。
そう思わせられる。
やっぱり、このアストカル王国とユストリアが結びつくことは、ユストリアにとっては、またとないほどの好機なのだろう。
そしてそれは、全て俺にかかっている…
あああああ! そんな責任を背負うなんて、俺には難しいよ!
思わず頭を抱えこむ。
いや…しっかりしろ、自分。ユストリアのため、頑張るんだ。俺は男、そして王子だ。
俺がちゃんとやらなくちゃ駄目なんだ…
俺は頭を振って、ネガティブな考えを捨てた。
「さて、この部屋は…」
ガチャリと音を立てて開いたドアの先には、とても大きなベッドがあった。
ここが寝室か…
俺はベッドに倒れこんだ。
めっちゃふかふかしてる。
気持ちいい。
…こんなにベッド大きいし、ここで俺、レノン王子に抱かれるのかな…
そんなことを考えているうちに、俺はだんだんとまぶたが重くなってきた。
ここまでの長旅で疲れていたことや、ふかふかのベッドのせいもあって、俺はそのまま眠りについてしまった。
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