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結婚までの日々 24
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レノン王子は、俺の言葉を信じられないといった顔で聞いていた。
だが、俺を見つめる瞳は熱い。
「ルナ王子…私は今、あなたが愛おしくて愛おしくてたまらない…」
そう言って、レノン王子が俺の首筋にキスを落とした。
俺の体が、レノン王子の唇にピクリ、ピクリと反応する。
レノン王子が俺の上半身をはだけた。
そして、俺の胸に触れた。
「…これは?」
「え…?」
レノン王子の突然の問いかけに、俺は疑問で返した。
「私がルナ王子の胸に触れるのは、嫌か? 平気か?」
レノン王子が俺をじっと見つめ、そう問いかけ直してくれた。
俺は、素直に思ったことだけを口にしようと思った。
「…平気です」
俺の返事を聞くと、今度は唇や舌で俺の胸や腹を愛撫し始めた。
さっきよりも、俺の肩が大きく反応した。
「…これは?」
「へ…大丈夫です」
平気、とは言えなかった。
でも、嫌ではなかったから、大丈夫に言葉を変えた。
レノン王子の手が、俺の腰へと伸びた。
その手は、俺の腰や太腿を撫で回している。
「…これは?」
「…大丈夫……です…」
唇を塞がれているわけでもないのに、俺の呼吸は荒くなっていた。
レノン王子はそこで、一度手を止めた。
どうしたんだろう?
レノン王子を見ると、レノン王子の瞳と俺の瞳がお互いを映し出していた。
レノン王子が、右手をそっと俺の股間に刺激を与えた。
「…これは?」
さっきより低いレノン王子の声と共に股間から伝わる刺激に、俺の中を流れる血液がどんどんそこへ集まっていった。
「あぁっ…あ、の…だ、大丈夫…じゃ、ない…ああぁ…」
レノン王子に返事をしなければ。
そう思って開いた俺の口から、何とか返事は出せたものの、甘い声も溢れでてしまった。
恥ずかしすぎて、俺は目をつむって両手で口を押さえた。
…恥ずかしい。
…でも、気持ちいい…
俺はいつの間にか、レノン王子から与えられる快楽に身を委ねてしまおうかと思うぐらい、レノン王子の手と熱に集中していた。
しかし、レノン王子の手は俺の股間から離れてしまった。
なんで…なんでここでやめるの…?
「…でも、大丈夫ではないのだろう?」
俺がそう思ってレノン王子を見ると、レノン王子は俺が思っていることを読み取って、答えてくれた。
俺はなんだか泣きたくなってきた。
少し、視界が滲んでいる。
「わかんない…平気じゃないし、大丈夫でもないけど…でも、気持ちいい、から…だから…やめないでください…」
恥ずかしくて、自分の言ったことに自分で戸惑ってしまって、俺はついに涙を流してしまった。
レノン王子は優しく手で俺の頬を伝う涙を拭うと、短いキスを唇に落とした。
「…ならば、続きをしよう」
レノン王子の右手が、再び俺の股間に刺激を与え始めた。
今までで一番大きく、俺の体が反応する。
「…硬い」
レノン王子がポソリと呟いた。
俺の頬がカアッと熱くなる。
しかし、俺の股間はもっと感じてしまったようだ。
「あ…あぁ……きつい…」
俺は、反応している部分がまだズボンと下着の中にしまわれているのに苦痛を感じた。
レノン王子が俺の腰を持ち上げ、ズボンと下着を下ろした。
恥ずかしい。
すごく、恥ずかしい。
…でも、やっと自由になれてよかった。
レノン王子の手が、直に俺の性器に触れた。
「んんっ…んんん…、ん!」
必死で口を押さえて、声を出さないよう努めた。
レノン王子が手を上下に動かすと、いやらしい音が響き始めた。
それすらも、俺に刺激を与えてくる。
俺は、レノン王子から与えられるもの全てに刺激を受けていた。
そして、限界を迎えた。
「ああ…で、る……」
俺は我慢しきれず、仰け反りながら精液を出してしまった。
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