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結婚までの日々 27
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俺は、レノン王子のことが好きなのだろうか?
まだ会ったばかりなのに。
でも、レノン王子は俺の婚約者で、俺のことを好きだと言ってくれる人だ。
レノン王子が俺を大切に思ってくれていることは、十分伝わっている。
でも、だからって俺もレノン王子を好きになる理由になるのか?
……それとも、こうやって好きかどうか悩んでいる時点で、もう恋をしていることになっているのではないか…?
「ああああぁ…わからない…」
俺は頭を抱えた。
「だ、大丈夫か?」
「はい…大丈夫、なんだろうか…」
心配そうに声をかけてくれたレノン王子には、申し訳ないがはっきりと答えることができなかった。
俺はレノン王子を見つめてみた。
レノン王子は、不思議そうに俺を見つめ返している。
「…よし、わかりました」
「何がだ?」
「俺、レノン王子に触れてみます。さっきは脱がすまでしかいかなかったけど、今度は俺が、いろいろやってみますね」
レノン王子に大切なところを触られても一応大丈夫なことはわかった。
ならば、あとは自分がレノン王子にするのは大丈夫かどうか、だ。
レノン王子にいろいろされた結果好きかもしれないと思ったのだから、今度は俺がいろいろしてみればはっきりとした答えが見つかるかもしれない。
俺は、俺の気持ちをはっきりさせる方法がこれしか思い浮かばなかった。
というよりも、これが一番手っ取り早いと思った。
「いや、それは私にとってはすごく嬉しいことだが……本当に大丈夫なのか? 本当に、嫌ではないのか?」
レノン王子は、意外と冷静な俺に比べておどおどしている。
まあ、好きな人から急に「いろいろやってみようか?」とか言われたら戸惑うもの…だよな?
「大丈夫です、俺、レノン王子のなら、触れると思います」
俺はレノン王子の目を見ながらそう言った。
レノン王子も、俺の目を見ていた。
レノン王子が、フッと笑った。
「本当に、あなたの思いは目を見ればよく伝わるな。わかった。好きにして構わん」
「…はい!」
俺はレノン王子の返事を聞いて、手をレノン王子へと伸ばしたが、どこから触るべきか迷ってしまった。
えっと…とりあえず、胸?
そう思って胸に触れると、レノン王子がククっと笑った。
「ルナ王子、そんなに恐る恐る触れなくてもいい。まあそんなあなたもそそるのだが…ではなくて、自分のペースでいいから、な?」
まだくすくす笑ってるレノン王子を見て、当然俺は腹を立てた。
「そういう風にまるで子供扱いするような笑い方、やめてください」
俺はそう言ってレノン王子の性器を服の上からギュッと握った。
「別に子供扱いなど……うっ…それ、やめ……」
レノン王子の反応を見て、してやったり! と思った。
…しかし、この次はどうすればいいのかがわからなくなってしまった。
大変だ。自分で自分を追い込んでしまった。
レノン王子の性器は、俺の右手の中でピクピクと反応し続けている。
……そして、俺はもう一つ大変なことに気付かされそうになっているのかもしれない。
勃起しているとはいえ、この大きさは大きすぎるのではないか、レノン王子。
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