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虚無感
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ーーパサ、ともう用済みらしいその写真をゴミ箱に落としたお隣さんは、悠然と歩きこの部屋のベッドに腰掛けた。
「 おいで?」
片手を伸ばしクスッと笑いながら呼ばれ、重い足を進める。
周りの壁はやっぱり俺の写真ばかりで吐き気を覚えつつ近づくと、そのまま腕を引かれぼすっとベッドに倒された。
「ふふっ、瑞希くんだ…」
「……ッ… 」
興奮した、嬉しそうな声。
俺の両手を抑え覆い被さりながら首や鎖骨あたりにキスを落とされ、ピリッと走る痛みに痕を付けられたことを察する。
そのまま服を捲り上げあちこち触れていかれるも、
身体は嫌悪の中から微かな快感を拾っていく。
「……ッ、……っくそが、」
自分の身体を侵されていく不快さに麻痺し始める頭を回転させ、打開策を考える。
…俺が首苦手なことも知ってんやろな…
この人は…何を、どこまで、知ってんやろう。
「……っ、」
つぅと首を舐め上げられ走る感覚に身を捩りながら
……結構、懐いとってんけどなぁ…
ぼんやりとシーツを見つめ
湧き出るどうしようもない虚無感に蓋をした。
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