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枢軸兄サンド
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「本田ー!いるかー?」
この声はあの人しかいない。
玄関を開けるともう一人立っていた。
「おや?ロヴィーノ君も一緒ですか」
「ちぎ‥こいつが無理やり」
「ええ!?お兄様もまんじゅう食いたいからって着いてきた‥」
「おおお前それ言うなよコノヤロー!!」
どうやらこの二人はお饅頭が食べたいから来たらしい。
二人を中に招き入れ、ちょうど作り終わってたお饅頭を持ってきた。
「でも二人が来てくれて良かったです。ちょっと作りすぎてしまったのでどうしようか迷ってました」
「じゃあ俺様たちちょうど良いタイミングに来たんだな!さすがだぜお兄様!!」
「まあな!」
ふふん、と胸を張るロヴィーノ。
ギルベルトが言う「さすが」とは何のことか菊には分からなかった。
饅頭を食べてたギルベルトの手がふと止まった。
それにロヴィーノも気づいた。
「ああ、なるほどな」
ロヴィーノは何のことかはすぐに分かった。
「あの、何ですか?二人とも私の方を見て‥何か付いてますか?」
すると二人は菊に近づき匂いを嗅ぐ。
「ちょっと、なに‥」
「お前塩ジャケ食っただろ」
ギルベルトに言われ、ギクッとした。
今ルートとギルベルトから塩ジャケ禁止令が出てる。
しかもフェリシアーノとロヴィーノもルートの指示で禁止令を出している。
「なんの、ことですか?」
とりあえずこれはバレてはいけない。
何とかして誤魔化さなければ‥
「でも塩ジャケの匂いがするぞこのやろー」
この人たち犬ですか!?
「ならキッチンに行ってみるか」
それを阻止しようと菊が立ち上がろうとするとギルベルトに床へ押さえつけられた。
「駄目です!台所は行っちゃ‥」
「お兄様、今のうちに!」
ロヴィーノがキッチンへ向かう。
「おいギルベルト、こいつ黒だぞちくしょー!」
「だってよ?もう言い逃れはできねぇな」
バレてしまった‥
ロヴィーノが帰ってきて菊の目の前に立つ。
「禁止令破った上に嘘つくとはな。覚悟は出来てるんだろうな菊」
「えっ?」
「罰に決まってんだろこのやろー」
ギルベルトに腕を引かれ羽交い締めにされる。
帯が緩んでいく。
「待って、待ってください!」
「悪いことしたんだからその分の罰としては丁度いいだろ?コノヤロー」
「あぁ。身体で罰を受けるのは当たり前だろ?」
楽しそうに言う二人。
服が脱がされていく。
二人から逃れようと必死に抵抗する。
「おい暴れんな。師匠の言うことも聞けねぇのか?」
「離してください!だって絶対ヤるつもりでしょう!」
「お兄様、手錠かロープねぇか?」
「おーここにあるぞ」
ポケットから手錠とロープを取り出した。
なぜ持ってるのだろうか‥
「なぁギルベルト、しつけ直すなら手加減はいらねぇよな?」
「おう!手加減なんてしたらこいつの為にもならないからな」
「ひっ、いや‥」
後ろに手を回され、手錠を付けられた。
「本田ぁ、優しくされたいなら抵抗するなよ。悪い事したのに気持ちいいしつけをしてやるんだぜ?しつけというよりもご褒美だな」
「ああご褒美だな。俺もお前のためにしつけてやるんだからな。ここまでするのは特別だぞこのやろー」
絶対ヤりたいだけだ。
そう分かってても二人の目は本気だ。
これ以上抵抗したら何されるか分からない。
菊は深いため息をつき、諦めて受け入れることにした。
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