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吸血鬼アーサー×狐菊
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今日は狐を捕らえた。
吸血鬼としての俺からすれば人間の血が美味い。
だが、こいつは美味そうというより顔が好みだった。
「あの、放してくれませんか」
頭の上で拘束されて身動きが取れないし、札も貼ってあるため狐の力も出せずにいる。
顔は睨みながら冷静を保っているが耳が垂れ下がっている。
「そんな顔して怖がってるならあんまり迫力ないぞ」
「怖がってなど…」
頬に触れると肩が跳ね上がりかすかに震えている。
「わ、私をどうする気ですか。血を吸うならさっさとして下さい」
「んーお前の血を吸いたいがその前に楽しみたいからな」
顎を掴み顔を合わせると、菊の表情が一瞬歪んだ。
「吸血鬼…さん」
「アーサーと呼べ、菊」
「なんで私の名前知ってるんですか!」
名前くらい把握済みだ。
他にも色々と調べた。
「舌を出せ。お前どんな味か知りたいし」
「か、か、噛みちぎるんですか」
「なんで物騒な方向になるんだよ。んなことしねぇから舌を出せ」
恐る恐る舌を出すとペロリと舐めた。
驚きで思わず引っ込めると、追いかけるようにキスをした。
「ぅん…ん」
クチュリと音がすると口を離した。
何が起こったのか頭が追いつけてない。
「…美味いな」
その言葉に反応する。
やっぱり食べられるのか…
「食べないから怖がるな…って怖がってるのもいいな」
さて、どうやって狐と戯れようか。
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