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菊菊
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いまいち現状を理解できてない。
なぜ手錠をされてるのか。なぜ媚薬を飲まされたのか。なぜ口を塞がれてるのか。
気づいたらこうなっていた。
ひとつだけ分かるのは、
「いい子にしてましたか?菊」
恐怖で怯えてること。
いつもと雰囲気が違う兄に逃げ出したい。
でも右手に持っている刀を見ると体は震えるだけ。
「何を怯えてるのですか?」
視線で訴えると、刀に気づき床に置いた。
塞がれた口を解放してくれた。
「兄上…なぜこんなことを」
「最近あなたは私より欧州の人たちと仲良さ気ですからね。あんまり仲良くすると私が嫉妬するとは思わなかったですか?」
そういえば彼は自分と同じ姿で同じ顔。目は赤いことくらいしか変わりない。
でも唯一彼は嫉妬深い。
「だったら菊を私のものにしてしまえばいいですよね」
「ま、まさか…落ち着いて下さい!私は兄上が…」
「口より体で聞かせなさい」
そう言うと服を剥ぎ取り、菊を抱いた。
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