アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
紅茶サンド
-
いつから彼はこうなってしまったのだろう。
ここはどこだろう。
色々気になることはあるが、鎖で繋がれて身動きできない。
「菊、起きてたあるか」
ドアが開き、目の前に彼が立ってる。
顔は笑っているが目は獲物を狙ってる感じだ。
「もう絶対菊は誰にも見せたくないある」
「耀さん、こんなことしても意味無いです」
どれだけ言っても聞く気はないみたいだ。
するとまたドアが開く。
「アーサーさん!」
その言葉に耀は振り向く。
彼らは仲が悪い。
助けに来てくれたのか、そう期待していた。
「遅いある」
「悪いな。ちょっと混雑してたんだよ」
期待していた会話の内容は全然違う。
彼は助けに来たんじゃない。
耀の協力者。
「菊、悪いがもう一度眠ってもらう」
「な、何する気ですか!…んぐっ…」
液体が喉を通る。
その途端強い睡魔に襲われた。
「誰もいないところに連れて行くか」
「見つけたあるか」
「ああ」
そんな会話を聞きながらバタリと倒れた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
96 / 124