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クリスティーナ目線
秘密…私でいえば男であるとかなんだけどさそれだけではない。
私の二つ目のひみつ、それは母のことだ。
私は、いや正確にいうとアレンは幼い頃から虐待を受けてきた。
―私の血筋に男なんて恥でしかないわ―
―綺麗な顔をして…女じゃないくせに邪魔なのよ―
そんなことを言われ、殴られ服の上からじゃ見えないところにたくさん傷をつけられた。
ひどいときは母上専属の部下達に犯されたりもした。
姉上が亡くなったときもそうだった。
―あんたじゃなくクリスティーナが生きてれば良かった―
―お前が死ねば良かった。―
そう、言われつづけ母上に王女になれと言われたときは『はい』と頷くしか無かった。
だから今でも母上に会うのは怖い。
それに今も暴力じゃないけど…
とてもリアムには言えないな
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