アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
要件(達実side)
-
「坂口啓人です。」
電話の相手は坂口啓人だった。
やっぱり狙いは俺なのか。
如何して今更...
取り乱しちゃダメだ。
冷静に、いつも通りの喋り方で居なくちゃ。
動揺してるのがバレてしまう。
動揺してるのがバレないように、
いつも通りの喋り方で返事を返す。
「用件は何かしら?」
「今、火影日向を預かっています。」
日向を、やっぱり...坂口啓人が誘拐したのか。
苛立ちを憶えたが、必死に隠す。
俺にはまだやることがある。
「火影日向存在をどこで知ったのよ〜?」
「火影日向に近付くのは簡単でした。
なんせ、俺が持つ学級の生徒でしたから。」
「え...?貴方って、学校の先生だったの...?」
ついつい驚きの言葉が出てしまう。
まさか...あんなに犯罪に手を染めていた人間が
教師になったなんて。
それに、日向の担任だったなんて。
俺のその反応を愉しむように
坂口啓人は言葉を続ける。
「驚きでしょう!
貴方に近付く為に努力したンですよ。
まさか、火影日向と関わりがあったなんて
思わなかったです。
おかげ様で予定より早く計画を実行することが
出来ました。」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
56 / 92