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どういうこと?
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「アタシ、嶺音くんの友人じゃないの。」
達実さんは確かにそう言った。
達実さんははるかに俺より歳上だけど、
ずっと友人だと思っていた。
前までは...
達実さん自身も友人と言っていたし、
俺もただ仲の良い友人だと思っていた。
「当時、事故のショックが残ってる嶺音くんに
全部真実を告げるには、
精神的苦痛だって判断して嘘ついてたの。
ごめんね、嶺音くん。」
イマイチ頭が付いて行かない。
達実さんは何を言っていて、
何に対して謝っているのか。
「どっどういうことですか...」
俺の口から零れた言葉はこれだけだった。
それ以外の言葉が浮かんでこなかった。
「アタシはね、嶺音くんの友人じゃなくて、
叔父なの。嶺音くんのお母さんの弟なのよ。」
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