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しなければ…
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「で、目を覚ましたと思ったら代わりに行って来い。だってさ…なんでだよって言いたいよ…」
「…………おつかれ」
辰巳の声は同い年だとは思えなかつた。
…………多分同い年なんだけどな?
「…………てか、俺は記憶がなくなった訳じゃないんだけど。ただ単に美弥の振りしてただけであって。。。」
「うん、だから美弥ちゃんの振りさせてごめんねってこと!…てか、本人は?」
「…………さぁ、知らん」
「……………そ?ならいいや」
辰巳が頭の良いやつでよかった。
もしこの件に関して深く関わってきたらきっと俺はそいつを殴るだろう。
今までもそうしてきた。
それが美弥を守るための仕事。
俺が美弥をまもらなきゃいけない
美弥が泣かないように見てあげなきゃいけない。
いつも無口な美弥がお腹を抱えて笑えるようにしなきゃいけない
全部俺の仕事だ
俺にしかできない
美弥を守れるのは。。。
『あの事件』に関わった奴だけだ
辰巳も関係ない
だから屋上から無言で出て行くのを待った
察したのかすぐに出て行った。
美弥は俺が守る。。。
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