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女顔
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俺は落ち着く為に昌の顔をガン見する。
「…えっ、ちょ…え?な、なに?なんかついてる?…ちょっと本当になに!?」
----よかった。
「…女顔だ」
「喧嘩売ってんのか」
見慣れた女顔を見ると安心した。
なんだか昌がギャーギャー言ってるが聞こえない。
やり返してやる、なんて声聞こえなーい。
お前も大概女顔だろ、なんて声…
「誰が女顔じゃぁぁぁあ!!結構きにしとんじゃい!!」
「俺もだし!!気にしてるの俺もだし!!」
「おまっ…!!お前はまだあれじゃん!?綺麗系じゃん?俺なんか美少女系って言われんだぞコラァ!!」
「あぁん!?こっちだってなぁ真顔でいるだけでミステリアスとか意味わかんねぇこと言われて大変なんだよ!!」
「まだマシだろーが!!こっちなんてなぁ少女だぞ!?幼く見えるってか!?美弥と体型一緒なだけだし!!しかも美弥と一緒にいたら一卵性の双子に間違えられんだぞ!?しかも俺が下!」
「おまっ…こっちなんてなぁ!」
なんていうどうでもいい口論をしていたらさっきまで悩んでいたことも忘れていた。
まぁ女顔の昌よりも俺の方が悩んでいると自負している。
皆、どっちもどっちだろって顔しないで!?
これ結構大事だから!!
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