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warmcafe21
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「怖かったよね、ごめんね。もっと早く来るべきだった
ね。」
ギュッと抱きしめられて心臓がドキドキする。
「だ、大丈夫ですよ、」
本当は、怖くてたまらない。
1度昔にこんな目にあったことがある。
でもその時は、お父さんが助けてくれて、
もう、お父さんもお母さんも誰も、助けてくれる人なんて
いないと思っていた。
でも、店長さんが来てくれて。助けてくれて。
嬉しかった。
「我慢しなくていいよ。ごめんね。」
どうして?なんで、わかってしまうんだろう。
きっと、分かってしまう素振りを僕がしているから、
ダメだ。迷惑かけちゃ、
「1人で抱え込まないで。ごめんね。ごめん、、」
謝らないで。店長さんが悪いわけじゃないのに。
足がガクガク震えて止まらない。
迷惑かけちゃ、ダメだと思っていても、
目に出てくるものが全然止まらない。
「ひっぅ、ぅ、、、、怖かった。怖かったよお~!!」
そういうと、片方の手を頭でなでながら
抱きしめる力を強めてくれた。
「ごめんね。」
店長さんはごめんね。、ごめんね。と謝ってばかりで
あなたは、悪くないのに。
葵が涼太の体に抱きついていたら、
引き剥がされて戸惑う。
チュ
一瞬だったけど、僕はその時時間が止まったかのように、
思えた。
口が離れると寂しいような、恥ずかしいような、
気持ちがごちゃごちゃになっていた。
「?なんですか?」
頭が働かなくなって変になってる。
「ごめん、つい、
これだけは伝えておくよ、
好きだ。葵。」
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