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放課後の静かな2年A組の教室。
そこに輪になって立っているのは、6人の男達。
…と、俺。
正直言って、めっちゃシュール。
俺、こんなむさくるしい空間にいたくない……。
大体呼び出したのは二口だろ!?
早く用件言えよ!
ほら、作並超ビビってんじゃん!
笹やんは夕日がかった窓の外見てるし!
あれもう厨二こじらせてほかの世界行ってるみたいだから!!
見てて痛いから!!!
あの鎌ちさえ黙りこくる始末だよ!
おい、青根何か言えよ。
って、青根ばっかりはいつも通りか……。
小原、そんな不安そうな顔すんな。
お前も用件知らされてないんだな?
あいつらに関わるとホント大変だよな…、うんうん。
「茂庭さん?いきなり頷いたりしてどうしたんすか」
二口!呼び出しといて一言目がそれ!?
って、俺頷いちゃってた?!
「いったい何の用だ?受験生は忙しいんだぜ」
鎌ちの一言に二口は口を尖らせる。
「えー?鎌先さんは暇ですよね??」
「んだとゴラ」
なんで喧嘩始めちゃうかなぁ?
鎌ち、もっと大人になれないの?
二口も、鎌ちじゃないけどもっと先輩を敬いなさい!
引退以来こうやってみんなで集まるの久々なんだから!
「んで?何の用なんだ?」
さすが厨二!あっ、ちがった、笹やん!
「あー、じゃあ取り敢えず立ち話も何なんで、座ってくださいよ、ほら、青根たちも」
二口に促され、全員が席に着くと、二口は黒板に字を書き始めた。
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