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同思7
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「僕…僕…」
このままだと泣き出してしまいそうだ。
影山がさっきドリンクバーから取ってきたオレンジジュースは減ることはなく、ただ温くなっていた
「落ち着けって大丈夫だから」
「う、…」
「で、なんで矯正屋に頼もうと思ったんだ?」
俺は、何故影山が梶浦のことを矯正屋依頼したのか理由が知りたかった。
それからどうやって矯正屋のことを知ったのか
影山がどこまで知っているのか。
「それは…」
歯切れの悪そうに口を開く影山。
やっぱりどんな表情なのかはわからない
「僕は梶浦くんと中学が同じなんだ…」
「そうだったんだ」
「それで…その、僕はずっといじめられてて…高校になったら生まれ変わろうって思ってたのに…」
「…うん」
ここまで聞いて大体のことはわかった気がする。
目に涙を溜め始めた影山
「何故か梶浦くんと同じ学校になっちゃって…。いじめられたことがトラウマで…人と、うまく話せなくなっちゃったんだ…」
「なるほどな」
「、、、」
影山の目からこぼれた涙がオレンジジュースに落ちた
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