アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
目撃2
-
と、その時。
俺達の横をイヤホンを着けた梶浦が通りかかった。
珍しく側に今村がいない
「駿ちゃんじゃーなー!」
「バイバイ駿ちゃん!」
相変わらずクラスの人気者な梶浦はクラスメイトに声を掛けられながら階段を降りていった。
一瞬目が合ったものの、光の速さで逸らされる始末だ
大嫌いだったはずの梶浦が矯正屋のせいで、どんどん気になる存在に変わっているのが分かる。
「はぁ~…」
つい大きなため息をしてしまった
「どうしたの草野君?あ、時間だから僕行ってくる!」
「もう行くのか。場所は?」
「空き教室」
「そっか。何かあったらすぐ連絡するんだぞ」
「うん!」
影山は大きく頷くと、何故かスキップをしながら行ってしまった…
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
84 / 168