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秘密4
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昨日の夜から考えてたんだよね~
文字を打ち込み、送信する。
俺の席は教室のはじっこ。
携帯を見る梶浦の姿がバッチリ見える
文面を確認した梶浦はバッと俺の方に目線を向けて唇を噛み締めた
俺は"やれよ"と、さらに催促のメッセージを送った
それを見て次は大きく首を横に降る
"バラされてもいいの?"
梶浦の表情が曇った
「ん?駿ちゃんどうしたの?」
今村が梶浦の異変に気づいたらしく頭をなで始めたが、その手を払う梶浦。
また俺の方を向くと、覚悟を決めたように目を固くつぶってから、大きく息を吸った
くる…
そして、
「草野っ!!!おはよう!!!今日一緒に帰ろー!!!」
やっと叫んだ。
一瞬にして静かになる教室。
みんな梶浦が俺に話しかけたこと、一緒に帰ろといったこと、色んな事に驚いている事だろう。
一方梶浦本人は目に涙を溜めながら顔を真っ赤にし、肩で息をしている。
隣にいる今村は今にも目がこぼれ落ちてしまうのではないかと言うほど目を見開き、梶浦を凝視していた。
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