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執着2
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あいつ誰だ…?
壁から顔が半分ほどしか見えてないからよく見えない。
影山じゃないし…身長的に梶浦でもない。
相変わらずマウンテンアンダーは携帯をいじっている
いや、とにかくあいつ誰なんだよ!
俺の他にもマウンテンアンダーを監視している奴がいるとは…。
もしかしたら矯正屋の事も知ってるかも!
と、その時、
マウンテンアンダーの元に待ち合わせをしていたらしき人がやって来た
それは、矯正屋のリーダーであるブラックツリーだった。
久しぶりに見たけどやっぱり近寄りがたい雰囲気を醸し出している
「おっそー!」
「わりぃ」
「てかさ、今ガチャ引いたらレアキャラ出た」
「おー」
…普通の会話だ…。
マウンテンアンダーとブラックツリーはそのまま仲睦まじく帰っていった
ハッ!さっきの奴は!?
目線を謎の男がいた方へ向けると、去っていこうとしている途中だった
俺は走って追いかけるが、俺が追いかけていることに気づいた男は焦った様子を見せ、逃げ始めた
「ちょ、おい!」
またまた俺から逃げられるはずもなく、腕を掴んだ
「うわぁお!」
遠くからだと分からなかったが男は割りと小柄で、肩から一眼レフカメラをかけていた。
「なんだよ!?」
男は掴まれた腕を振り払い、俺を睨んだ。
黒ぶち眼鏡に袖をまくったYシャツ。
上履きの色からして1年生だ
「お前マウンテ…山下先輩の事知ってんのか!?」
「え!?」
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