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執着3
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俺が"山下"という名前を口に出した瞬間、メガネが
「山下先輩がなにか!!!?」
とバカデカい声で叫んだ。
「いや、だから…3年生の山下の事知ってんの?」
もう一度問うと、メガネは広角を上げた。
通りすがりの先生にうるさいぞ~と言われながらも不適な笑みを浮かべて消さない
「フフフフ…。山下先輩の事を知っているかだって?
…その質問!邪道!!!!」
「は!?」
メガネは腕を腰に当ててふんぞり返った。
肩からかけた一眼レフカメラがキラリと光る
「邪道って…どういう意味だよ!」
「ところで地味顔くん、この学校には何人生徒がいると思う??」
突然の問いかけ
「え、3000とか?」
「そのとーり!!正確には2652人だ!」
「はぁ…。」
こいつ何が言いたいんだ
「しかもここは男子校、男しかいない!しかも年頃の!」
「、、、。」
「どういう事かわかるか!?」
「わかんない。」
「お前はバカかっ!!!」
「は!?」
なんなんだコイツ急にハイテンションだし…
メガネは眼鏡のズレを人差し指で直し、俺を見た
「、、、原石が沢山落ちてるんだよ…」
…………は?
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