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執行2~影山 空~
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今日は駅の近くでたまたま草野君に会ったから一緒に登校した。
草野くんはいつも優しい。
同じクラスじゃないのが少し嫌だけど、こうやって話をしてくれるだけで幸せだった
「昨日はバイト行けなくなってごめんな、婆ちゃんが熱だしちゃって」
「全然、ヘルプの人が来てくれたから大丈夫だったよ。」
「そっか。よかった」
「お婆ちゃんは体調大丈夫?」
「うーん…最近調子良くないみたいで、ずっと寝てる」
「そうなんだ…良くなるといいね」
あ。
まただ。また誰かに見られてる気がする…。
急に視線を感じて振り向いてみるが、いるのは登校中の生徒だけだった
「どうした?」
「あ、いや何でもない」
草野くんと分かれ、教室へ入る。
すると学級委員長が僕の机にやって来た
「はい日誌。今日影山が日直だから、よろしく」
「うん」
日誌が机の上に置かれ、そのまま委員長は去っていった。
日直か…めんどくさいなぁ…
何気なく日誌を開くと、一枚の紙が挟まっていた
2つ折りを開くと、
『今日手伝ってほしいことがあるので放課後体育準備室に来てください。
佐藤』
と書いてあった。
担任の先生からの伝言だ。
なんだか今日はついてないな
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