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「だ、黙れカス」
「カスで結構。ほら、ボール貸せよ」
「…てめぇ何企んでんだよ」
「は?」
「なんか企んでんだろ!秘密バラすつもりか!!!」
梶浦はそう声を張り上げながら俺に向かってサッカーボールを蹴った
その蹴りはなかなかいいもので、俺の腹部にヒットした
「いって」
「俺はな!梶浦屋の一人息子で、この学校にも大金を投資してる!
俺を敵に回したらどうなるかわかってんのか!」
梶浦屋というのは老舗和菓子屋のこと、知らない人はいないというくらい有名な店だ
「特に企んでることはねぇから。
ていうか、梶浦が俺の言うこと何でも聞くなら秘密はバラさないって約束じゃん」
「、、、でも、お前何にも言ってこないじゃん…。」
「え?」
視線をそらし、口をへの時にする梶浦はモゴモゴと話始めた
「お前が何にも命令…というか、その、そう言うことを言ってこないのがいけないんだろ!!
俺どうしたらいいかわかんねぇじゃんか!
お前は俺をおちょくってるようにしか見えない!!」
そうか、確かにそうだ。
何でも言うことを聞けっていっても、言われなかったらウィンウィンの関係にもならないってことか。
だから梶浦こんなに警戒して…
かわいいなぁ。
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