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「そっか…ごめんごめん確かにそうだな」
そんな特権を忘れてたなんて俺としたことがバカにもほどがある 。
相変わらず梶浦は、頬を少し膨らませて俺をにらんでいた
「じゃあ、今さらだけど。今から言うことを絶対にしてもらうからな」
そう言った途端、梶浦の唾を飲み込む音が聞こえた気がした。
俺達は校庭のはじっこで何をやってるんだか…
俺は息を吸い込んだ
「これからの学校生活、ずっと俺と行動すること!!」
…
「ええぇぇぇ!!!!!やだ!!!!」
「拒否権ないから」
「…クッ」
「実際お前も今村に付きまとわれてうっとうしいんだろ?」
「それは…」
遠くの方で生徒たちがサッカーを練習する声が聞こえる。
梶浦はジッと足元にあるサッカーボールを見つめ、しばらくしてから小さい声で「わかった。」と呟いた。
声を押し出すように悔しさいっぱいの声だ
「よし決まり、じゃあ練習しようぜ!」
梶浦に向かって蹴ったボール。
足で止めようとしたが、再びスカッた。
うーん…やっぱり下手だ
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