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こうして時間も忘れパスの練習していたら、朝礼台の方から笛の音が聞こえた。集合の合図だ。
いつの間にか一時間もの間梶浦とサッカーをしていた。
「もうこんな時間…」
「…」
梶浦も時間の流れの早さに驚いているのか目を丸くしていた
「行くか。」
「…うん。」
サッカーを練習している生徒の群れに紛れつつマウンテンアンダーのいる朝礼台へと向かった。
「今日と練習は以上!次集まるときはチームごとに練習試合するからよろしくー!はい解散!」
相変わらず緩い仕切り。
こうしてマウンテンアンダー改めて、3年生山下良太の言葉で、1回目の練習はお開きとなった。
「お前どこ行ってたんだよ!」
帰り際に小暮が俺の肩を掴みやって来た。
「ちゃんと練習したぜ?」
「えーー?マジ?見当たらないからてっきりサボってんのかと思ったよ!
てか、聞いてくれよ!!」
「ん?」
何やら興奮気味の小暮は俺の耳元に顔を近づけた
「山下先輩にサッカー教えてもらっちったーッッ」
やっぱり。
満面の笑みを浮かべる小暮はスキップしながらどこかに消えていった…。
あいつ、山下先輩のファンだって隠す気無くなったな。
ふと、生徒の間から梶浦と今村が話ながら歩いてる姿が見えた。
「駿ちゃんどこ行ってたの!?全然見当たらないから心配したよ!」
「いいよそういうの」
「ほんと心配だった!」
俺が梶浦だったら耐えられない…ってくらいの今村の執着ぶりには気の毒ささえ感じる。
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