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生徒会長2
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生徒会長だ…、
俺は咄嗟に軽く会釈をする。
すると会長はまたにこりと広角をあげ、笑顔を返してくれた。
すっげぇいいひとじゃん!
俺はふと、今日の校内新聞を思い出した。
『スクープスクープ!生徒会長に彼女が!?!?』
そんなことを小暮が叫んでいたような気が…。あの記事はホントだったのか。
月曜日に新聞確認してみよ
ーーーーーーーーーー
怒濤の四時間が終わり、もうすぐ店終い。
生徒会長はまだ彼女と一緒にあの席に座っている。
ずっといるな…あの人
徐々に店内の客も少なくなっていく。
またしばらくして、やっと二人が立ち上がった
「塩ラーメン2つ、ネギマヨ餃子8セット。以上でよろしいですか?」
会計をする頃には店には誰もいなくなっていた。
生徒会長が財布を開けてお金を出す、その時
「君、同じ学校の1年生だよね?」
と言った。
「あ、え、はい」
突然の事に驚きが言葉に出てしまった
「バイトお疲れ様。ごちそうさまでした」
「あ、はい。ありがとうございます」
生徒会長がまたふわりと笑った。
初めて間近で見る生徒会長。
こんな顔だったんだ…
右の目元にほくろがある。なんかいい臭いするし。
会計を終えると、会長とその彼女はすぐに行ってしまった
…影の薄い俺の事を認識してくれてるなんて!なんていい人なんだ!
さすがと言えるほど落ち着いた雰囲気。その上彼女もいるなんて。
その日から俺は、生徒会長のファンになったのだった
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