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校内新聞2
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放課後。
「影山ー」
廊下から影山の姿が見えたので、B組の教室の扉から呼び掛ける。
影山は体をビクッと震わせこっちを見た。
俺を確認するなり安心した表情を見せる影山。
早足で俺のもとへ近づいた。
「ごめん草野くん。連絡さっき気づいた」
「いいよ全然、それよりさ今から暇?」
「あ…」
「ん?どうした?」
急に視線を下に向け、目を泳がせ始めた影山
「無理そうなら全然いいんだけど…」
今日はラーメン屋のシフトも二人とも入ってないはずだし…。
何か他に予定があったのだろうか
「ご、ごめんなさい…。きょ、今日は、無理だ…ごめん、」
「何でそんなに謝るんだよ。
なんか予定があったのか?それじゃあしかたない。また誘うから」
「う…ん。ごめんね。」
そう言い残すと影山は自分の机へ戻っていった。
本当に様子がおかしい明日話を聞いてみよう…
気を改めて俺は新聞部の部室へと向かった。
その途中、何故か昇降口とは逆の方向へ向かう今村とすれ違ったことに俺は気づきもしなかった。
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