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声1 ~影山 空~
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今村くんに襲われてから、2週間ほどが経った。おしりはまだ少し痛む。
あれ以来僕は体育館に近づくことも怖くなってしまったし、この事を草野君に言ってもない。
こんなこと言えない、誰にも…
今でも今村くんの怒りの顔が脳裏に焼き付いている。
今村くんの大きな体が僕に覆い被さった時の影や、あの低い声、思い出すだけで背筋が凍った。
「影山、今日空いてる?」
草野くんからそんなこと言ってもらえるなんて…。
嬉しくてたまらないはずなのに、今日は僕にとって最悪な日なのだ。せっかくの草野くんからのお誘いに乗ることができなかった
「ご、ごめん、ホントに…ごめんなさい…」
「そんな謝らなくても…大丈夫、待たさそうな!」
草野くんはそう言いすぐに行ってしまった。突然心細くなってしまう
怖い…怖い…。
草野くんは行ってしまい、僕はまた一人になった。
帰りのホームルームが終わり生徒達が帰宅したり部活に向かう中、また僕を呼ぶ声が聞こえた。
「影山く~ん」
心臓が凝縮した。汗が止まらない。
廊下を見ると、そこには今村くんがにこにこと笑いながら立っていた
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