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梶浦 駿太郎3
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かわいこboxのライブが終わったのは23:00。
今日のライブは熱かった…っ、まさかの新曲の発表にアンコールの嵐!
俺は止まらない興奮の汗を必死に乾かしながら電車に飛び乗った。
最近かわいこboxの人気も上がって、客も増えた。
それは嬉しいけど人が増えると背が小さい俺は埋もれてしまって前が見えなくなるから嫌だった
なんでこんなちっちゃいだよ俺。
ムカつく…
リュックからイヤホンを取り出して携帯に繋ぎ、かわいこboxの曲を流す。
そうすると心が癒されるのだ
その時、誰かからLINEが来た。
画面を見ると、そこには「今村 岬」とあった。
めんどくさいと思いつつもメッセージを開く
『いまなにしてる?(^.^)』
『電車』
『そっか~!今日一緒に帰れなくてごめんね!』
『おー』
こいつそんなことだけでLINEてきたのか?
暇なやつだな。
今村と出会ったのは中学の頃だったけど、いつから付きまとわれるようになったかは実のところ覚えていない。
『最近変わったことない?大丈夫?』
『は?』
『ないならいいんだ~(^.^)』
『なんかあったら言ってね』
なんかあったら、ね…。
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