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梶浦駿太郎 4
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何かあったらって言うか、何かしかない今日この頃。
まず、俺を襲った矯正屋とはいったい何者なのか…。
上履きやネクタイの色から3年生だと言うことは確かだ。
『お前さ』
『ん?(^○^)』
『3年生に知り合いとかいる?』
俺は部活や委員会に入ってないから他の学年と全く関わりがない。
あるとしても生徒会長の立花淳だけしか知らない
『3年生?特に関わりはないかな…。どうして??( ゜o゜)』
『じゃあいいや』
『えー気になるーー!』
もう返信しなくていっか。
電車はまだ長い、俺はまたかわいこboxの曲に集中した。
ふと前に座っている親子が目に入った
「明日も練習する!!」
「そうだね、明日も公園いこっか」
「うん!」
小学1年生くらいだろうか、少年はネットに入っているサッカーボールを抱き締めながら母親と話していた。
サッカー…
草野、今何してんだろう…
って俺は何を!
この前草野にサッカーを教えられたことを思い出した。
あんなに熱心なところもあるんだなぁと思うほどサッカーが好きな気持ちが溢れだしていた草野は、いつもの学校生活からは想像できないくらい生き生きしていたのだ。
俺は昔から運動は苦手で、球技なんてもっての他だった。
泳ぎはもっとだめだったから仕方なくスポーツ祭はサッカーを選んだけど、あんなにガチだとは思わなかった…。
でも、ボールをしっかりと蹴れた時は嬉しすぎて自然と笑みがこぼれてしまった…
最悪なことにそれを草野に見られたし。
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