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梶浦駿太郎 5
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次のスポーツ祭の練習いつだろう…。
はっ!
マジで何考えてんだ俺!
そんな余計なことを考えていたら駅についた。
夜も遅いと言うのにホームはまだ沢山の人で溢れかえってる
そのほとんどがスーツを着ていて、疲れきった顔をしている。
俺はその群れを押し退けて改札に向かった
とその時、遠くの方で同じ高校の制服の奴がいることに気づいた。
同じ最寄りの奴何ていたのか…
ネクタイの色から3年生ということがわかる。
身長が高く少し猫背、髪の毛は漆黒といっていいほど深い黒だった。
あいつ…もしかして…っ
その後ろ姿を見て、
背筋がそっとした。見覚えがあったからだ。
あ、いつ…。
数ヵ月前、突然俺の前に現れて俺を強姦したあいつだ…!
そいつだとわかった瞬間怒りがふつふつと沸き上がる
何を見てるんだ?
黒髪のそいつは駅の構内に張られているポスターの前に立ちすくみじっとそれを見つめていた。
一向に動く気配がない。
あんなとこで何やってんだよくそが!あの時の文句言ってやる!!
俺が近づこうとした瞬間、ホームから大量の人の群れが降りてきた。
終電間際の駅に人がごったがえすのを忘れてた
「ぁ。ちょ…っ、くそ!」
人の並みに流され前が見えなくなり、おさまった頃には、掲示板の前からそいつは消えていた。
「、、、チッ。」
何見てたんだよあいつ。
少し気になって掲示板を見てみた。
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○○商店街工事のお知らせ
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…なーんだ。つまんね。
俺は肩に掛けたイヤフォンを耳につけ直し、その場を後にした…。
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