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はなし 1
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今日は2回目のスポーツ祭練習の日
「梶浦ー!」
俺が梶浦を呼ぶと、眉間にシワを寄せながら俺の方を向いた。
ーこれから学校生活を一緒に送ることー
その約束はちょくちょくと果たされていった。
前まではトイレに逃げられたり、呼ぶ前に先に教室移動されたりと、なかなか手強かったが、メールで秘密のことを念押すと一緒にいてくれるようになったのだ。
「…チッ。」
梶浦は小さく舌打ちをすると、ジャージのポケットに手を突っ込みながらこちらにゆっくり歩いてきた。
後ろから今村がついてこようとすると、「着いてくんじゃねぇよ!」と強く言い、今村が来るのを止めた
「偉いじゃんか」
「うるせぇよ誰のせいだ」
「ふふ」
なんとなく俺の隣にいる梶浦のサイズが可愛らしくて笑みがこぼれてしまった。
未だに梶浦のあの矯正されて乱れた姿を頭にうっすらと思い浮かべてしまうほどに、俺は重症らしい…
「ほーいじゃあ今日はチーム戦で練習試合するから~」
朝礼台の上からマウンテンアンダーならぬ山下先輩が、いつも通りやる気のない指示を出した。
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