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はなし 5
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いつも眉間にシワを寄せてる梶浦の塩らしい顔なんて、見慣れないから戸惑う。
「…なんで?」
間があったあとに聞いてみると、下を向いた梶浦。
「俺んち厳しいし」
老舗和菓子屋梶浦屋。
世間で知らない人の方が少ないであろう店だ。
そこの一人息子でもある梶浦。
金持ちだということは知ってたけど、家が厳しいということは初耳だった
「そっか、俺んちのネコ生きてたら紹介してあげたかったぜぇ~」
何て言っていいかわからなくなったから、意味のわからないことを言ってしまった。
「…。」
また無言の梶浦。
「、、、なぁ」
こんなこと言ったら、梶浦は驚くだろうか
矯正屋に以来をしたその日から俺の中の罪悪感は消えることはない。
罪滅ぼしのつもりなのか…自分でもわからない。
「一緒にネコカフェ行こうぜ?」
「は?」
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