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佐井金之助2
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佐井金之助のことについてはどんな人物なのか知らなかったから、いい情報源になるな。
「佐井金之助の恋か…
なかなかいいネタになるかも。三峰先輩他に何かありますか?」
小暮が今度は『校内新聞ネタ本』と書かれたノートにペンを走らせながら聞く
「これ以上の情報は今のところないかな。
ただ、これらの目撃情報はかなり多数寄せられているから誤報でない事は確かだと思う。」
「なるほど‥。じゃあこれで決定かな~。他に何かある人いますか??」
小暮が言うと、今度は金髪頭の東 夏樹先輩が手をあげた。
「今貼り出してる新聞の、生徒会長の彼女のことについての続報はどうするんだ?」
「あぁあれは、立花会長全校生徒の前で彼女いるって断言しちゃったし、あれ以上掘るのは厳しいかなぁって思ってるんですよね‥。
だから生徒会長彼女認めた!!とかなんとかミニコラムで置いとけばいいかと。」
「確かに、俺もそう思う」
会議はすぐに終わった
。聞くと、長引くときもあるし今日のようにすぐ終わることもあるらしい。
「という事で、早速仕事分担しますか!何しろ今回のターゲット佐井金之助は3年生。
新聞部の3年生は部長だけだから、情報を集めるのが難しい」
「なるほど」
「だから俺たちは、人脈を使って色んな情報を集めるんだ!
みんなの中に英語科の町田先生とよく会話をしたり親しい仲にいる人は?
あとは、スポーツ祭で水泳を選択してる人とかいる??」
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