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佐井金之助3
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きびきびと指示を出していく小暮、やっと小暮が副部長だということを実感してきた。
「僕、町田先生と仲いいよぉ~英語好きだしぃ」
そう言って手をあげたのは春樹先輩。
そのあとに手をあげたのは三峰先輩。
「僕は3年生に仲良くしてもらってる先輩がいるから話を聞いてみる。」
「わっかりましたー。草野は?なんかいい感じの人いねぇの?」
「え、俺!?俺は…」
だめだ。こういうのには向いてないぞ。何しろ俺には友達がいな…待てよ。確か、
「スポーツ祭で水泳選択してる友達がいる!」
そうだ影山は水泳だった!
さっき春樹先輩が言ってた通りなら佐井金之助はかなり泳ぐのが遅いらしいから、きっと影山も佐井金之助の存在に気づいてるはずだ
「お、誰々?」
「お前と同じクラスの影山空」
影山はA組で小暮と同じクラスなのだ。
「影山、空?あぁあの影薄いやつね!
あんなんと友達なんだお前。変わってんな」
「そうかな、あいついい奴だぜ?」
最近は元気ないみたいだけど…。
「まぁとりあえず情報頼むわ!」
「おっけ」
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