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「はぁー」
「どうしたの?深いため息なんかして?」
朝のホームルームが終わって昨日のことを思い出してしまい、ため息をする。それを見た芹沢さんが尋ねた 。
「いや、あのさ...その...ね?..」
「なにがね?なの!はっきり言いなさい!」
なんか、話すのが恥ずかしい!絶対笑われる!
「で?昨日何かあったんでしょ?!ネタは上がってんだ!ささっとはけ!」
「わっわかったよ。笑わないって約束して」
「わかった。約束するわ。」
「ゴクリ...きっ昨日...」
「昨日?」
「ゆっ優と...」
「優と?わくわく」
「一緒に...て」
「え?なに?」
「一緒に寝て...」
「おおおお!!!それで?!ヤッたの?!(小声)」
僕は、首を横に振った。
「えっ?じゃあ、なに?」
「僕がお話あるよね?って聞いたらいきなり頬をさわられてそれで...その..
あいつのこと好きって聞かれたから、僕あいつが誰なのか分からなかったから...」
「ああ、あいつ。それで?」
「そっそれで...ってあいつって誰なのか知ってるの?!」
「まぁ、なんとなく。で続きは?」
「“で”って...誰なのか教えてくれてもいいのに...」
僕は、落ち込んだふりをして、唇をとんがってみせた。
「(カシャカシャ)」
「ちょっ! なに写真とってるの!消して!」
僕は、彼女からスマホを取ろうとするけど、取れない!
「続き、早く言ったら消してあげる。」
「嗚呼、もうわかったよ! 好きって言ったんだよ。」
「おお、好きって言ったのかそれで....ってえええええええええ!! 好きっていたの?!」
「ちょっ!声大きい!」
僕はあんまりにも芹沢さんが大きい声を出したので僕が人差し指を自分の口元にちかづいてしーといった。
「それで?!今、付き合うことになったの?どうなの?!」
彼女に体を揺さぶられる
「ううん...付き合ってないよ...」
「えっ、ふられたの?」
「ね...たぁ...」
「ん?なに?」
「寝てた」
「…ん?」
「だから、僕が言ったときは寝てたの!」
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