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13-1 夕夜 視点
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彼を見たのは、悲しいそうに桜を見ているそれでもってとても美しい。
なぜ彼があんなにも悲しいかったのか、あのころの俺にはわからなかった。
俺だったらあんな悲しい思いさせないのに。
絶対いつも笑わせてあげられるのに。
初めて会った人にこんな考えになるなんて自分自身に驚く。
見とれているうちに誰かが彼を呼んだ。彼は、声をする方に振りかえる。先程とは裏腹にとても幸せそうな顔をして彼のもとへと行ってしまった。
嗚呼、もういたんだ、彼を幸せにする人物が。
俺の心臓が締め付けられる感じがした。
なんだこれは...
とても、心がいたい
この痛みはなんだろ....
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