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可愛い義彦さん 6(義彦side)
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一流ホテルだからか、すれ違う人はみんな金持ちそうだった。
大きなシャンデリアに大理石の床、
華やかな壁、
それから壁の装飾品どれも豪華である。
桂と一緒に来ていたらどんな顔を
するのだろうと考える。
「先にここに行ってて」
母から渡されたのは、ホテルに直結している店。
最近、テレビとかのメディアでも取り上げられている
人気のイタリアンレストランだ。
「……わかった」
ここまで来てしまったのだからしょうがない。
そう腹をくくって店に先に向かうことにした。
☆
店前につくと、先についていたのか相手側の方々がいた。
母親と思わしき綺麗な女性の横には紫色のワンピースを着た女がいた。
年齢も18歳過ぎないか過ぎたかといったような感じである。
いったい俺の母親は何を考えているのだろうか。
俺はもうすぐで35だぞ、いくらなんでも若すぎる。
と思うが、桂はまだ高校生だということを思い出すと、
俺も母も若いの好きなのかと嫌になってくる。
「…あ、もしかして義彦さんですか」
見ていることに気付かれたのか、
紫色のワンピースの彼女が声をかけてくる。
「……そうだ」
嘘をついてもすぐばれてしまうかと思い、
頷きながら確かめることにした。
「君は僕の見合い相手か」
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