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聖諒(せいりょう)高校は男子校で全寮制、だけど寮は部活用しかない、無所属の生徒はいないのだ。つまりは寮内は常に汗の臭いというか汗以外の臭いがしない、唯一お風呂だけは石鹸の匂いがあるが廊下への戸を開ければ汗の臭いがする
他に自主トレ用のトレーニング機器が置いている部屋もあるが、当然汗の臭いしかない
最初に入寮したときは「っう!?」となった、それは今でも変わらずで汗に対する耐性がないのだ。しかもオレの体は「問題」を抱えていて着替えなどする部活は今まで入りたくても我慢するしかないのだ。唯一朝のランニングくらいしか鍛えていない
部屋に入ればまだ先輩たちは帰っておらず部屋には着替えが乱雑に散らばっている、この部屋の先輩は3年の剣道部と野球部、2年がボクシング部とオレを入れて4人
寮は4人1組なのでオレの先輩たちは3人とも偶然なのか主将なのだ、だから怖い。最初に入ったときはオナニーの最中だったから気まずかったし、隠すことなく勃起したちんこをブラブラさせながら近寄って挨拶してきた
オレは荷物を自分の場所に置くと脱ぎ散らかした服を持って洗濯場に行って洗濯機を回した、床には丸まったティッシュがあちこちに、おまけに零れたのか射精用のボトルに入りきらなかった精液が床を白く濡らしていた
今は2933年、人類は少子化を越えて夫婦のみの家庭が増大してきた、「誰かが子供を作るだろう、俺たちは2人で過ごそう」と子供がいる家庭よりいない夫婦のみの生活を選んだところが多く。それを危険視した各国の政府は遺伝子学、生物学、薬品の研究機関を全面バックアップで人類増加のための研究を始めた、そうして作られたのが男性同士でも子が作れる「妊娠薬」、これにより同姓結婚が世界中で認められ同姓家庭も増えた
次に同姓同士でも精液量が少ないと妊娠ができないことから「精液増量剤」を開発した、ただ問題だったのはその量が尋常じゃないことだった。女性の膣ならたった1回で溢れる量が出てしまうのだ
だけど問題はそれだけじゃない、妊娠薬で生まれた子供には50万分の1の確立で「奇形児」が生まれてしまうのだ
オレはその「奇形児」なのだ
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