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「お前らもうメシかよ!俺らが頑張って『練習』しているってのに」
「全くだな」
そう言って狩野先輩と食べているときにやってきたのは同じ部屋の先輩、坊主頭で日に焼けて肌が黒くなったのが倉見健吾(くらみ けんご)先輩。狩野と同じくらいの汗臭さと漂わせているのは短く切り添えられた道本一伊(どうもと いちい)先輩
正直狩野先輩を怒らせてから一緒に食べるご飯が気まずくて無言だった、そんな時2人の先輩が着てくれたのは有難かった
「先に帰ったんだからいいだろ?残って『練習』する位なら早く終われよ」
この先輩たちはいつも遅くまで練習をしている、主将だからというのもあるだろうけどその所為で寮の食堂が閉まるぎりぎりにやってくる。もちろん着替えている暇なんて無いから汗臭いユニのままだ
「・・っ・・・」
「ん?なんだ悠士、まだ汗の臭いに慣れないのか?」
「すいません・・・ちょっと・・」
右には剣道着のままの道本先輩が席に座った、隣にいるだけで鼻がもげるような錯覚を覚えた
それから段々と人が増え、必然的に汗の臭いも激しくなる、これ以上いたら気分が悪くなると先に部屋に戻った
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